求職者には就きやすい塾講師
学歴社会と言われてここ何年か経っているが、以前に比べればマスメディアなどでは学歴を取り上げられることは少なくなったように感じる。それでも塾は増え続け、少子化に伴い様々な形態の塾が増えている。
生徒獲得のため講師の質を上げたり、授業の内容を一新する塾も増えており、塾の形態も集団授業を行う塾や個別指導をしている塾と様々である。
対象年齢も就学前の子供から大人まで幅は広くどこも生徒獲得に懸命になっている。
対象年齢を広げれば広げるほど、指導科目も幅広くなり小学校受験から大学受験まで各科目を指導する体制を整えなければならない。
そうなれば、すべてを指導する講師はなかなかいないので、各科目ごとに講師を雇用することになる。
しかし、一科目専門の講師を正社員として雇用するほど生徒獲得ができなければ、講師はアルバイトとして雇用することになる。
塾講師という職業は他の職種に比べて時給が割高なため、求職者にとっては空いた時間を有効に使うには適した職業だといえるだろう。
ただ、集団授業であっても、個別指導であっても生徒は学校が終わってから塾に来るので長い時間の勤務を希望する場合は、求職者にとっては物足りない勤務時間となるかもしれない。
時間調整について
塾講師という職業の利点は先にあげたように、雇用側との時間の調節がうまくいけば1時間や2時間といった空いた時間を有効に使えるし、短時間で他の職種よりも良い時給を得ることが出来る。もちろん短時間のアルバイトばかりではなく、一定時間拘束される場合もあるもしれないが、塾側と相談することで時間調整は比較的しやすいアルバイトだと思う。
加えて、自分の専門や得意科目があればそれを十分に生かすことが出来、自分自身の知識の確認になることもある。
大学生や大人になってから塾講師を目指す、あるいは学校の先生等を目指す人にとってもアルバイトから初めて自分の経験を積むこともできる。
子どもであれ大人であれ相手の知らない知識を教えることは大変なことだがコミュニケーションを図りつつそれを相手にわかりやすく教えるスキルを身に着けることが自分の力にもなり、ひいては正社員として企業に就職した時にそれらのスキルは十分役立ってくるだろう。
塾講師は専門科目や得意科目があれば、また、勉強する意欲があれば求職者にとっては比較的就きやすいアルバイトだと思う。
自分の知識の再確認や自分のスキルアップにも、塾講師のアルバイトは求職者にとっては良い経験になると考えられる。